2018年12月20日
いながき薬局ブログ更新【便秘とは、原因は?】
【便秘とは、原因は?】
多くの方が悩まれている便秘。
なかなか人に相談しづらく、病院にも行きづらいですね。しかし、適切な治療をしないと手術が必要になったり、精神的に不調になったりしますので、生活習慣の改善や市販薬で良くならないようなら受診してください。
まず、便秘の定義ですが、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」では、
●排便回数が少ない・・・排便が週3回未満が目安
●排便が困難…排便時に強く息む、残便感がある、便が肛門で詰まる感じがする
つまり毎日排便があっても、残便感があり、1日に何回も行くような場合も便秘と考えます。
便秘は、50歳以下で女性に多く見られ、60歳を超えると男女とも増え、80歳では男女差が無くなる傾向があります。また介護を受けるようになった事をきっかけに便秘になる人も多く、今後も悩まれる方は多くなりそうです。
★便秘の原因★
●加齢・・・高齢者では、食事量,運動量が減ったり、排便に必要な直腸や肛門の動きが加齢に伴って低下したりすることによります。
●女性ホルモン・・・女性ホルモンは大腸の蠕動運動を緩やかにすると考えられています。
●病気…便秘を起こしやすい病気があります。大腸がん、パーキンソン病、糖尿病、慢性腎臓病、甲状腺機能低下症、脳血管障害、精神疾患など
●薬・・・便秘を引き起こしやすい薬があります。抗コリン薬、がんの痛み止めに使うオピオイド、精神疾患治療薬など
●食事量の減少・・・加齢の他、ダイエットや忙しく食事量が少なくなると、便の量が減り直腸にたまるまでに時間がかかります。その間に水分が吸収され硬くなってしまい、排便しづらくなります。
●排便を我慢する・・・排便を我慢していると、便の水分が吸収されて硬くなります。また我慢を繰り返していると、便意を感じにくくなってしまう事があります。そうすると悪循環に陥ってしまいます。
●ストレス…ストレスの影響で、直腸や肛門の筋肉がゆるみにくくなり、排便しづらくなる事があります。
●刺激性下剤・・・アントラキノン(センナ、ダイオウに含まれる成分)系の刺激性下剤を日常的に長期間使っていると、大腸の蠕動運動の動きが弱くなります。
次回は「便秘~生活習慣で見直そう」です。
多くの方が悩まれている便秘。
なかなか人に相談しづらく、病院にも行きづらいですね。しかし、適切な治療をしないと手術が必要になったり、精神的に不調になったりしますので、生活習慣の改善や市販薬で良くならないようなら受診してください。
まず、便秘の定義ですが、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」では、
●排便回数が少ない・・・排便が週3回未満が目安
●排便が困難…排便時に強く息む、残便感がある、便が肛門で詰まる感じがする
つまり毎日排便があっても、残便感があり、1日に何回も行くような場合も便秘と考えます。
便秘は、50歳以下で女性に多く見られ、60歳を超えると男女とも増え、80歳では男女差が無くなる傾向があります。また介護を受けるようになった事をきっかけに便秘になる人も多く、今後も悩まれる方は多くなりそうです。
★便秘の原因★
●加齢・・・高齢者では、食事量,運動量が減ったり、排便に必要な直腸や肛門の動きが加齢に伴って低下したりすることによります。
●女性ホルモン・・・女性ホルモンは大腸の蠕動運動を緩やかにすると考えられています。
●病気…便秘を起こしやすい病気があります。大腸がん、パーキンソン病、糖尿病、慢性腎臓病、甲状腺機能低下症、脳血管障害、精神疾患など
●薬・・・便秘を引き起こしやすい薬があります。抗コリン薬、がんの痛み止めに使うオピオイド、精神疾患治療薬など
●食事量の減少・・・加齢の他、ダイエットや忙しく食事量が少なくなると、便の量が減り直腸にたまるまでに時間がかかります。その間に水分が吸収され硬くなってしまい、排便しづらくなります。
●排便を我慢する・・・排便を我慢していると、便の水分が吸収されて硬くなります。また我慢を繰り返していると、便意を感じにくくなってしまう事があります。そうすると悪循環に陥ってしまいます。
●ストレス…ストレスの影響で、直腸や肛門の筋肉がゆるみにくくなり、排便しづらくなる事があります。
●刺激性下剤・・・アントラキノン(センナ、ダイオウに含まれる成分)系の刺激性下剤を日常的に長期間使っていると、大腸の蠕動運動の動きが弱くなります。
次回は「便秘~生活習慣で見直そう」です。
Posted by いながき薬局(立川市) at 10:49│Comments(0)